
福岡で戸建てを売りたい|通常売却とリースバックの違い
- 通常売却は戸建てを手放して高い代金を得る方法で、リースバックは売ったあとも家賃を払って住み続ける方法です。
- 福岡市の中古一戸建て平均売却価格は過去最高水準ですが、リースバックの売却金額は相場の60%〜80%程度になります。
- まとまったお金を最優先にするなら通常売却を選び、環境を変えないことを最優先にするならリースバックを選びます。
福岡市で戸建てを所有している方のなかには、「家を売ってお金を作りたい」「でも住み慣れた家から引っ越したくない」と悩む人が多くいますね。
戸建てを売る方法には、大きく分けて「通常売却」と「リースバック」の2種類があります。この2つは売ったあとの暮らし方やもらえるお金の金額が大きく異なります。
この記事では、福岡市で一戸建てを売るときの通常売却とリースバックの違いを、難しい言葉を使わずに分かりやすく解説します。
1. 通常売却とリースバックの根本的な仕組み
通常売却とリースバックは、どちらも家を売って現金にする手続きです。しかし、売買契約が終わったあとの生活がまったく変わります。
通常売却の仕組み
通常売却は、不動産会社に頼んで買い手(個人や不動産会社)を探してもらい、戸建ての所有権を相手に渡す手法です。家を売った人は、買主にお渡すために必ず引っ越しをして新しい家へ移ります。
市場の相場に近い高値で売れるため、大きな現金を手に入れることができます。
リースバックの仕組み
リースバックは、不動産会社や投資家に直接戸建てを買い取ってもらい、売却と同時に「賃貸借契約(部屋を借りる契約)」を結ぶ手法です。
家を売った人は買主に毎月家賃を支払うことで、所有権を手放したあとも同じ戸建てに住み続けることができます。引っ越しの準備や費用がかかりません。
2. 福岡市における戸建て売却の市場背景と価格の違い
福岡市は人口が増え続けており、天神ビッグバンや博多コネクティッドといった都市の再開発が進んでいるため、不動産の需要がとても高いエリアです。
市場の動きと、2つの売却方法による金額の違いを把握しておきましょう。
福岡市の中古戸建て相場と売却価格の差
福岡市の中古一戸建ての取引価格は、平均で約4,000万円から5,000万円程度と高い水準を維持しています。中央区や早良区北部、博多区などの人気エリアでは、さらに高額で取引されるケースも珍しくありません。
通常売却とリースバックでは、手元に入る売却代金に次のような差が生まれます。
- 通常売却の金額:市場相場の100%(相場通りの高い価格で売れる)
- リースバックの金額:市場相場の60%〜80%程度(相場より安くなる)
リースバックの価格が安くなる理由は、買い取った不動産会社が「家を自由に転売したりリフォームしたりできないリスク」を考慮して値段を決めるためです。
3. 通常売却とリースバックの徹底比較
通常売却とリースバックの特徴を分かりやすく表に整理しました。
| 比較項目 | 通常売却(一般的な売却) | リースバック(売りながら住む) |
|---|---|---|
| 売却後の住まい | 新居へ引っ越す必要がある | 同じ戸建てに住み続けられる |
| 売却金額 | 高い(市場相場の100%) | 低い(市場相場の60%〜80%) |
| 毎月の支出 | 新居の家賃やローン返済 | 買主へ支払う家賃が発生 |
| 維持費(税金等) | なし(所有権がなくなるため) | なし(固定資産税は買主が支払う) |
| 現金化までの期間 | 3ヶ月〜6ヶ月程度(時間がかかる) | 最短1週間〜1ヶ月程度(早い) |
| ご近所への通知 | 広告を出すため売却が知られやすい | 生活が変わらないため知られない |
| 買い戻しの可否 | できない | 条件を決めれば買い戻せる |
通常売却は「お金をできるだけ多く手に入れたい人」に向いており、リースバックは「引っ越しをせず今すぐまとまったお金がほしい人」に向いています。
4. メリットとデメリットで比べる選び方
それぞれのメリットと注意点を正しく理解して、自分に合う方法を選びましょう。
通常売却のメリット・デメリット
通常売却の最大のメリットは、手に入るお金が一番多くなる点です。福岡市のように地価が高いエリアでは、売却代金で住宅ローンを返し終えたあとも、手元に大きな金額を残せる可能性が高くなります。
一方で、買主を探すための内覧対応や、新居探しの手間、引っ越し費用がかかる点がデメリットです。
リースバックのメリット・デメリット
リースバックの最大のメリットは、生活環境を一切変えずに済む点です。学校に通う子どもがいるご家庭や、慣れ親しんだ地域を離れたくない高齢者にとって大きな安心感があります。
一方で、売却価格が低くなることに加えて、売買のあとも毎月家賃を払い続けなければならないというデメリットがあります。長期間住み続けると、受け取った売却代金よりも支払う家賃の総額が多くなるケースもあります。
5. 福岡市で売却を進める際の手順と注意点
どちらの方法を選ぶ場合でも、確認しておくべき重要なステップがあります。
- 住宅ローンの残債を確認する:家を売るときは、ローンを完済して担保を外す必要があります。残りのローン額が売却代金より多い場合(オーバーローン)は、原則として売却できません。
- 相場と査定額を調べる:自分の戸建てが「市場でいくらで売れるか」を不動産会社に調べてもらいます。
- リースバックの賃貸契約の種類を確認する:リースバックを選ぶ場合、「普通借家契約」であれば長く住み続けられますが、「定期借家契約」の場合は2年〜3年で退去しなければならない可能性があります。
6. FAQ(よくある質問)
まとめ
福岡市で戸建てを売りたいときは、「売却価格の高さ」を重視するか「住み慣れた家に住み続けること」を重視するかで選び方が変わります。
引っ越しをして大きな資金を得たい場合は通常売却を選び、生活環境を変えずにすぐ資金を作りたい場合はリースバックを選ぶのが最適です。将来の収支バランスをしっかり計算して、ご家族に合った売却方法を進めていきましょう。